2014.1.27 /

高めの温度で

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室温での飼育はマウスにとって寒すぎて結果,免疫が抑制状態になっていることが2013.11.18
Proceeding of National Academy of Sciences 報告されました.

今までは国際的なガイドラインで,飼育温度は20~26℃に設定することが求められていました.しかし,
この室温は齧歯類にとっては寒すぎるようなのです.さらに,室温で飼育されたマウスは,30℃で
飼育された場合より腫瘍の増殖が早く,ガンに対する免疫力も抑制されてことが示されました.

マウスの体からはヒトの体からよりも早く体温が逃げて行くため,体温を維持するために体を常に
動かす必要があり,結果として心拍や代謝が高い状態になっているようなのです(常にストレスを
感じているのと同じ状況).

22℃以下で飼育されたマウスマクロファージと言う免疫細胞の活性化が変化することも2011年に
Nature に報告されています.

同じことがそのままハムスターに当てはまるかどうかは分かりませんが,高温での飼育が,腫瘍や感染症
の抑制につながる可能性は否定で見ません.ただし,マウスでは高温での飼育により水分摂取量が増えるため,
尿の排泄量が増え,頻繁な清掃が必要になるので,ケージが排泄物で汚れえた状態にならないように
ハムスターでも同様の注意が必要でしょう.